邦画と銭湯

映画を観て風呂に入った記録、ほかにも寺社仏閣巡りとか諸々。

『房総ペコペコ節 おんな万祝』(1974・日活)

九十九里浜の荒磯を舞台に繰り広げられるおおらかな艶笑譚。『津軽シコシコ節』に続く『ふるさとポルノ記』

(Prime Videoより引用)

 

監督:白井伸明

出演:星まり子/山科ゆり/ 渋谷健三

 

ご当地ものポルノってやつである。これがですね、なんかいいんですね。おおらかっていうかセックスしか楽しみがないのか? みたいな話ではあるのですが。

漁師の街で一人密漁する男。彼は地元で生まれたが、祖父が紀州の生まれであったからと地元民扱いされず過ごしていた。

しかしこれがまたええ男、というわけで海女さんとはセフレだし、東京からきたギャルもメロメロ。実は惚れてる網元の一人娘には縁談がきているんだけど。意地っ張りの彼女は孤高のええ男、甚三郎が気になってしかたがない。

最後、ダイナマイトでタイを釣っている疑惑のある甚三郎の船に乗って確かめるも、じつはそんなことはなくって……。

自然の中で愛し合う人々の、まぬけで憎めないエロ、です。