きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

成瀬巳喜男

『驟雨』(1956・東宝)

結婚から4年、子供のいない夫婦に倦怠期が訪れている。何の予定もない日曜日、ケンカをしているわけではないが、二人の会話に思いやりの言葉はなく、互いの行動にケチを付け合うばかり。ある日、新婚旅行から戻ったばかりの文子の姪・あや子が訪ねてくる。夫…