きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

増村保造

『闇を横切れ』(1959・大映)

美人ストリッパーの絞殺死体の傍らに倒れていた革新党候補者。政界のスキャンダルに報道機関は色めき立つが、西部新聞の石塚だけは上司の高沢の支持で独自に調査を始め…。敏腕編集局長・高沢を演じた山村聰のカッコよさに痺れる。音楽を一切使わず、最初と最…

『女体』(1969・大映)

まるでカラーチャートのような、浅丘ルリ子のカラフルな着こなしが楽しい。 激しく、美しく、狂おしく。魔性の女ミチの多彩な愛の遍歴と破滅。ルリ子を高く評価していた増村保造が、彼女を想定して、池田一朗とともにオリジナル脚本を執筆。 (ラピュタ阿佐…

『爛』(1962・大映)

増子は浅井の妻柳子より妻の座を奪ったが姪の栄子の出現に狙われる身となった、妻の座を肉体で奪いあう爛る様な斗いを描いた文芸大作 (Prime Videoより引用) 監督:増村保造 出演:若尾文子/田宮二郎/水谷良重 爛 若尾文子 Amazon Prime Videoのシネマコレ…

『妻は告白する』(1961・大映)

北穂高の岩壁で遭難した三人のパーティー。岩にしがみついた若い男の体に宙吊りになった二人の体重がかかる。一番下に夫、真中に妻、そして若い男は妻の愛人。妻はナイフを取り出しザイルを切り離す。妻と愛人は助かり事件は法廷へ持ち込まれる。殺人か!自己防…

『最高殊勲夫人』(1959・大映東京)

杏子は、ごく普通の家庭・野々宮家の三女。三原商事の社長・一郎と結婚している長女・桃子と専務・二郎と結婚している次女・梨子は、三原家三兄弟の三男・三郎と杏子を結婚させようと画策する。勝手に進められる結婚話に腹を立てた杏子は「断然結婚しない」…