若尾文子さんってのは不思議で、とにかく芝居があほほど上手い、かわいい、エロス溢れている。そしてめちゃめちゃ人気である。が、大映では世界的スター京マチ子、ミス日本の山本藤子さんもおり(そうそう中村玉緒さんもいらっしゃるしほかにもたくさん美人女優がありますね)、なんとなく控えめ(当時の人気の凄さもわかるんだけど、どこか。ちなみに井上ひさしさんのエッセイを読むと、男子たちの狂いぶりがわかります)。
この本では増村保造監督とのフェミニズム的評価高い作品にたいする論考やインタビューがあり、めちゃめちゃ読み応えがある。
つい最近もそういや飲み屋で大学の恩師と「赤い天使」について話しました。ありゃすごいよね、と。
にしてもインタビューしているインテリゲンチャな人々、若尾さんにメロメロ。そこもかわいい読みどころ。