きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『襲え!』(1978・日活)

はじめまして。映画に関する読みもの「ORGASM(オルガズム)」と申します。
大好きなラピュタ阿佐ヶ谷とのコラボ企画!日活ロマンポルノ特集です。
1971年にはじまり1988年に幕を閉じるまでの18年の軌跡、日活ロマンポルノの作品総数は1100本以上。あれもみたいこれもみてみたいと夢は膨らむばかりですが、現在の時点で上映可能なフィルムは圧倒的に少なくて……。そんな実情のなか現存するものから選りすぐった30作品を感謝とともにお届けいたします。
いわゆるクラシック的名作や評価の高い人気作とは少し異なった作品、近年あまり上映されてこなかった珍しいもの、ちょっとクセの強めなものやハード系などなど……大好きなものばかりを選びました。まさに“ちょっと冒険してみない?”なプログラムをこの機会にぜひご堪能ください。
「ポルノ映画の肌の質感はやはりフィルムじゃないと……!」(byラピュタ阿佐ヶ谷支配人)
LOVE♡日活ロマンポルノ。

text by ORGASM

ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用)

 

というわけで初夏のラピュタ阿佐ヶ谷はロマンポルノ特集でした。

 

 

公害で両親を失った宮井えりなが若者を利用して企てる復讐劇とのことですが、試写不可で私たちも未見。今作ではどんなバイオレンスが巻き起こるのか?音楽はクリエイション、Wサイトウ脚本に澤田監督の反逆ぶりが楽しみです!

ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用)

 

監督:澤田幸弘
出演:宮井えりな/藤真琴/梓ようこ/堀礼文/大江徹/武井一仁/大河内稔/南寿美子

 

ちんけな犯罪で捕まった三人は、出所後もしょーもない。酒場でひっかけた女をレイプした、のだが、女が再び三人の前に現れ、金持ちのお嬢様の誘拐を手伝え、という。

誘拐はわりかしうまくいき、ぐだぐだしつつも大金が手に入る、と思ったのだが、そこはやはり、軽率な彼らは。

にしても人物たちがユーモラス、どクズでありながら、誘拐する方もされてる方も憎めないというかまぬけというか。そんななか一人、誘拐の首謀者である女だけはなにかを抱えているらしく……。

失敗しても、また再び……もしや。