きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『殿さま弥次㐂多』(1960・東映京都)

「嫌じゃ、嫌じゃと申したら絶対に嫌じゃ」将軍候補の若殿二人が瓦版屋に逃げ込んで、じゃんじゃん特ダネ記事を書きまくる──?!シリーズ第三作完結篇は、八代将軍をめぐるスクープ大合戦!ひばりの事件記者も登場し、いっそう賑やかに。

ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用)

 

監督:沢島忠
出演:中村錦之助/中村賀津雄/美空ひばり/丘さとみ/雪代敬子/ダークダックス/大河内傳次郎

二人のうちどっちかが将軍に! いや、将軍って天下国家の万民のことまで考えるんだろ、むり!

というわけで二人は恒例の逃亡。

いつくことになったのは美空ひばりの瓦版屋。喜多さんは焼き芋屋のお姉ちゃんにほの字。

そんななか、二人以外の候補者が。やってくれるならそれでもいいじゃん、と思っていたが、悪党は退治するしかない、と今回も大立ち回り。

しかしライバル新聞が、新たな将軍候補をスクープ! は、なにいってんの? いちゃもんつけたら大げんかに発展!

とくにラストの花街での乱闘は超かっこいいアンドテンション爆上げ!

さて、将軍はどっちだ? 弥次さんが喜多さんに運試し。炭のついたほうを引いたやつが将軍だ。実はどちらにも、炭はついていた……。

弥次さん喜多さんに会えないのも寂しいが、じいやにお付きのおまぬけぶりがこれが最後なのが寂しい。