きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『人魚昇天』(1958・松竹)

敗戦直後の瀬戸内。三橋達也は網本の娘との婚礼に向かう船上にいた。そのとき女の声が聴こえ、海中から現れた泉京子が三橋を浚って消える。やがて、海を荒らしまわる海賊船「人魚号」に2人の姿が…。女同士のキャット・ファイト、9割方ビキニ姿の泉など、後期新東宝テイストに溢れた松竹作品。原作者の火野葦平自ら語る結末も強引なカルト作。

シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用)

 

監督:田口哲

出演:三橋達也/泉京子/田代百合子/河津清三郎/内田良平

さて、望まぬ相手との結婚式へ向かう船の途中、恋人だった女が海からざばーっと上がってやってきた。そして男は花婿衣装を脱ぎ捨て、女と共に海へ飛び込んだのだった。

って冒頭から最高(そのまえに原作者の語りもあるんだけど)。

さて、二人は海賊となっておりました。いちおう品物を奪うときは半分だけという義賊? らしんだが。

さて、捨てられた花嫁は男を追って港へ。そこで知り合った別の海賊の男に惚れられ、あの二人を見つけるべく自分も海賊の一味に!

そして対決!

そして海賊を倒そうという別の策略も!

女二人はあえなく海に散る!

しかしなんでだかなぞの述懐というかいい話風にまとめられる(原作の語りで)。

なんかすごい。なんか、一時間なんだけど、めちゃめちゃハイテンション。