きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『痛快なる花婿』(1960・松竹)

紡績会社の営業の石浜と隣家の大泉滉は、新製品販売に失敗し上司に叱責される。ところが石浜を情けなく思う妻・小山が新製品の大量契約に成功し…。上司たちの不正とパワハラに我慢できず殴ったあげく辞職した石浜。小山は勇気を取り戻した夫を見直し、同僚たちは溜飲を下げる。高度成長下日本のサラリーマン・コメディ。

シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用)

 

監督:原研吉

出演:石浜朗/小山明子/泉京子/日比野恵子/高野真二/トニー谷/三井弘次/大泉滉

 

 

いい男なんだが(義父も太鼓判!)、女性からはどうも冴えない、というか営業としてはかなりボンクラな石浜。

小山は旦那にハッパをかけたいもんだから、課長さんはいい男〜なんていいやがる。

隣に住む大泉とワンツーでやばい営業ぶり、このままじゃ。

小山は勝手に営業をして、旦那のかわりに成績を上げるが、上司からは旦那より逆に嫁に働いてもらいたいとスカウトしにくる始末。

いいとこなしの花婿人生、のはずが。

そんなとき、部長と課長が不正を行なっていることが発覚。ちょうどイベントにやってきた社長に申し立てするも、「なんで上司がいない時にいったんだ」と叱られる。

さて、石浜は男を見せることができるのか。

もちろん、見せます、そして夫婦仲も!

石浜朗の顔って、昭和なんだけど、いまでも通ずるイケメンである。

そうそう、嫁の実家がオモチャ問屋で、お父さんが凧揚げに夢中、なところがやけにかわいい。