きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『俺の血は他人の血』(1974・松竹)

ある新興都市でヤクザの抗争が勃発するが…。幼い頃にマフィアの親分から輸血されたことから超人的な力を手に入れた火野が「エスクレメントオ!」と絶叫し、怒りのパワーで組織の壊滅を謀る。火野正平映画デビュー作品にして、筒井康隆原作の初映画化作品。過激なバイオレンスを舛田利雄が楽しそうに演出している。

(シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用)

 

監督:舛田利雄

出演:火野正平/奈美悦子/那智わたる/フランキー堺/中谷一郎/安部徹/青木義朗/小松方正

 

筒井康隆だな〜!!

なぜか突然記憶を無くしてむちゃくそな暴力をぶちかます火野正平。そして金儲けをしようと暗躍するフランキー。

ちなみにあらすじの、マフィアの血によって、っていうのは最後の方にわかるんだけど、なんだそりゃ(笑)。

しかし変貌シーンは映画館みんな笑ってて、なんか和んだ。

そう、これはシネヴェーラの「大井武蔵野館」特集の一作なのである。

ラストのヤクザの抗争での皆殺しというか大乱闘具合が、筒井康隆っぽくて最高。