きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『復讐の牙』(1965・大映)

かつてスリ集団のボスだった田宮二郎は、弟によって自分が死んだことにされているのを知り…。自分の墓に花を添える謎の女、怪しいヨットハーバー、そして組織を陰で操る“土曜日の男”とは!? 田宮のスリ技の見事さと小山明子の美しさが際立つ、大映らしいシャレたミステリー。

シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用)

 

監督:井上梅次

出演:田宮二郎/小山明子/滝瑛子/丸井太郎/東京子/村上不二夫/杉田康/大川修/安部徹/夏木章/小山内淳/守田学

 

どうやら警察が秘密裏に元スリの田宮を調べているらしい、そしてどうやら死亡届が出されているというのだ。

独自に調べてみると、浮かび上がってくるのは弟の存在、そして謎の女。どうやら弟はある裏組織に属しているらしい。

いやー面白かった。

三年前の出来事をなんでこの人(見てのお楽しみ)つらつら喋るんだ、と思ったら!

にしても田宮二郎、やっぱ他の俳優と顔の作りが違う。

男前だな〜と思いながら楽しく鑑賞。

田宮の舎弟たちもラストに大活躍! ってところもいい。

全ての人物が、きちんと役割を果たしていて。こういう作品を観ると、学びが多い。

実作者側の意見ですが。

(本筋とずれますが、これを観たのは東京で大雪の日。苦労してシネマヴェーラまで行ってよかった!)