邦画と銭湯

映画を観て風呂に入るブログ

『愛しながらの別れ』( 1965・日活)

傷つき、泥沼でもがくぎりぎりの青春!若き世代の苦悩と哀歓にむせぶ!純愛と感動の詩!!向学心に燃えるアルバイト青年と継母という薄幸のなかに苦しむ少女との美しくも哀しい純愛を浜田・和泉で描いた感動篇

 

監督:江崎実生

出演:浜田光夫/和泉雅子/山内賢

東京でヤクザの仕切るバーでバーテンダーをしていた男。しかもバーのマダムとできていて……カタギの道に進もうと住む場所も仕事も変えた浜田は、アパートの大家の娘、和泉に恋をする。

二人は愛を育むが、母は男に狂い祖母の介護を和泉にさせている、しかも当たりがきつい。風来坊の兄貴の山内賢もまた和泉のことを兄弟以上に可愛がっているが……じつは和泉は亡き父が拾った捨て子だったのだ。

母と喧嘩になり飛び出す和泉。浜田もまた、なんとかしようとするのだが、山内が職場にきては面倒を起こすわ金もない。

一同を集めてなんとか、解決させようとしたとき、和泉は階段から落ちて大怪我をしてしまう。金を手に入れなければ……。貧しい二人の悲しい結末。

しかし和泉は浜田が捕まってしまったことを知らず、未来への夢を看護師に語るのであった。

 

泣ける!!!!!!!!!!

超ベタベタながら、これがまた、胸にくる。