邦画と銭湯

映画を観て風呂に入った記録、ほかにも寺社仏閣巡りとか諸々。

『芝居道』(1944・東宝)

弟子(長谷川一夫)の慢心を戒めるため、恋仲の女(山田五十鈴)に身を引かせ東京に修行に出す座長(ロッパ)。芸を磨いた長谷川の見事な舞台の移動撮影が素晴らしい。戦時中の作品だが、提灯行列の幻想的な美しさ、戦勝祝いの花火と4人が会話をしている部屋を交互に映されるシーンの多幸感に魅せられる一作。

シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用)

 

監督:成瀬巳喜男

出演:長谷川一夫/山田五十鈴/古川緑波/進藤英太郎/志村喬/花井蘭子

 

 

 

みどころがあり、うまい役者である長谷川一夫、しかし芸に関してまじめ? というかちょっとばかし最近横暴。浄瑠璃山田五十鈴との恋愛もあり、座長はこのままではいけないと感じていた。山田五十鈴に手を引いてくれと頼むのであった。なんやかや自暴自棄になった長谷川は東京へ。そこで真面目に芝居に打ち込むのであった。そんなとき、座長の方は信念を持ってお堅い演目を続けるが、客の入りが悪くなり。

座長の真意に気づいた長谷川は大阪に戻り、そして山田はその舞台を見にいくのであった。

いい話である。成瀬巳喜男の芸事ものは、厳しい。