邦画と銭湯

映画を観て風呂に入るブログ

『トイレット部長』(1961・東宝)

国鉄の営繕課長・池部良が各駅のトイレの維持改善にユーモラスかつカッコよく突き進む。池部の持ち込み企画で、オープニングの「トイレの歴史」では演出も担当。トイレ・ギャグも満載で、夫婦の価値観にまで目配りした和製コメディの傑作。課長なのに何故部長なのかは見てのお楽しみ。

シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用)

 

監督:筧正典

出演:池部良/淡路恵子/島津雅彦/浜美枝/沢村貞子/久保明/藤木悠/宮田羊容/桂小金治/森光子/松村達雄/丘寵児/十朱久雄

 

便所というのは大切なものである。なぜなら誰だって排泄をするからである。国鉄のトイレ担当の課長である池部は妻に「仕事のことを話せない」と、職場の新人も「なんでトイレのことを大の大人が話し合ってんだよ」と蔑まれている。しかし、トイレこそが大事なのである。

親戚の娘、浜美枝がやってきて、事態はいい方向へ。部下と愛し合っちゃう! 仲人になる!?(速攻の結婚式で仏滅なので空いていた!)

さて、妻にもなにやら認められ、晴れて家庭内で「トイレッ部長」となるのでありました。

まわりのとぼけた連中も愛おしい、ユーモラスで愛情深い一作。