きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『ハレンチ学園』(1970・日活)

永井豪原作人気コミックの映画化。大人は子供を知っちゃいない。子どもは大人を知っている。教育問題が話題の中、大人と子供、先生と生徒の断絶をデフォルメ化して爆笑をもって綴る大型喜劇。

(Prime Videoより引用)

 

監督:丹野雄二

出演:宍戸錠/なべおさみ/藤村俊二

 

 

にしても日活、いろんなことしてます。いやーガチでやんのかよ、と観る前は「べつにいいかな、観ないで」とか思ってたんですが、そんなことなかった!

ある意味、ナンセンス映画として最高だった!

さて、聖ハレンチ学園では、卒業式。しかし生徒たちはいまでいうとこの学級崩壊状態、そもそも教師もヤバすぎ(ヴィジュアルも性格も)。子供VS大人、そして少年誌ギリのさわやか(でもない)なエロギャグ!

マカロニこと宍戸錠が颯爽と馬に乗って登場(笑)。でも言動はやばすぎ!

新人女性教師も正気を保つことができない(修学旅行騒ぎなんてむちゃくちゃすぎて)。

ラスト、大バトル(つってもその前から結構な大騒ぎ何度もあるんだけど)の決着は!?

いやー原作読み直したくなった。いま売ってないんだよねえ。

 

ところで、宍戸錠さんは「なんであんなのやってんだ」と当時言われたらしいが。でもやっぱ宍戸錠のセンスと身体能力最高だし、映画と日活、愛してたんだな〜。

なぜかいろんな宍戸錠観てきたけど一番キュンとしたぞ。