きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『水戸黄門漫遊記』(1969・東宝)

幾度となく映画化されておなじみの水戸黄門の諸国行脚を森繁久彌はじめ喜劇人総出演で描く。撮影中、千葉は心臓発作を起こし、健康不安を抱えることになったため、本作が最後の映画作品となった。以後の千葉は東宝製作のテレビに活動の軸足を置くことになる。

ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用)

 

監督:千葉泰樹

出演:森繁久彌/宝田明/高島忠夫/池内淳子/三木のり平/萩本欽一/坂上二郎/中村勘九郎/草笛光子/平田昭彦

 

画像もラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用。

さて、大映だと助さん→市川雷蔵、格さん→勝新太郎という眼福トリオでありましたが、こちらは助さんが宝田明、格さんは高島忠夫である。

森繁黄門さまは、「お前らの嫁さんも探してやるぞ」なんてぬかしていたが、結局この行脚、一番エロいのは黄門さま、である。

セクシー博打打ち、草笛光子には騙され、時折出会う美女、池内淳子には、若い二人よりもはっつく!

黄門さまが行脚中ということが早々にバレ、こっそり旅することができなくなったとき、容姿(というか髭)が似た男、三木のり平が、ニセ黄門さまにいつのまにかなってしまったり、どうにかして精力アップの薬をゲットしようと欲丸出しで突き進んだり!

世継ぎの騒動にも巻き込まれ、大騒ぎ。さまざまな問題をアッパーに解決!

最後にいい女池内は、実は黄門さまの旅を見守る隠密であると発覚し、最後は大慌てで逃げるのだが。

森繁主演の安定感で、あんまり頭を使わず観ることができる、お笑い水戸黄門