きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『沈丁花』(1966・東宝)

松山善三の原作をもとに、歯医者の家に生まれた四姉妹の結婚をめぐる騒動をオールスタア・キャストで描いた、多幸感溢れるホームドラマ。四姉妹が並んで歩く冒頭から心を鷲掴みにされる憎い作劇。センス抜群のセリフの掛け合い。高峰秀子監修の衣装も眼福なり。

ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用)

 

監督:

出演:京マチ子/司葉子/団令子/星由里子/宝田明/仲代達矢/小林桂樹/夏木陽介

 

うわあ、大好きだこういう話。冒頭から最高なのだ。彼女たちがどんな人たちなのかが会話でわかる。そして目的は、父の墓参り!

三女の団、そして四女の星も夏木陽介と結婚。残されたのは一家の大黒柱の長女の京マチ子、そして次女の司葉子である。

母の杉村春子はどうしても結婚させたくて、叔父である加東大介に相談することに。やってきたのは宝田明。しかし宝田のほうは司をナンパ、その真意は、弟の佐藤充に紹介するためだった!

どうも噛み合わない男、仲代達矢は弟の通う大学の教授。

そして近所に歯科医が開業されるのだが。そこの院長小林桂樹は偵察しにやってきて、司に一目惚れ、である。

ハッピーエンドに向かってあっちへうろうろ、こっちへちょこまか。

もちろん、期待通りの大団円。