きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『續 大番 風雲篇』(1957・東宝)

シリーズ第二作。前作で大儲けした“ギューちゃん”は、株の大暴落でスッテンテンに。故郷の宇和島に帰ったが、捲土重来を期して再び上京。盟友“新どん”と店を開き、大成功するが、折から日中戦争が勃発。激動の金融業界を生き抜く“ギューちゃん”の波乱万丈は続く。

ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用)

 

監督:千葉泰樹

出演:加東大介/淡島千景/原節子/青山京子/中田康子/仲代達矢/河津清三郎/平田昭彦

 

さすが続編もの! 冒頭にあらすじが! 

さて、金を失い田舎に帰ったら、田舎の方ではギューちゃん、名士扱いである。家族のために家を建て、学校に二宮像を寄付しと村で一番の出世頭となっている。その上地主様にお食事に呼ばれ、東京の憧れのお嬢様(原節子)に挨拶をなんていわれてしまう。

そんななか、しんどん(仲代達矢)からの朗報! 再び東京へ、兜町へ向かうのであった。

会社を設立し、さあやるぞ、となったとき、以前大きな儲けを教わったチャップリンさんが登場、これからえらいことになるぞと不気味な予言をぶちかましてくる。

そんなわけないと大博打! 勝利したかに見えたが……。

大変な大負けに。恩人の自殺、自分はこれからどうすべきか、号泣するギューちゃん。まだまだこの人生は終わらない。

憧れの原節子さんを胸に、とことん愛してくれている淡島千景と結婚もせず(でも愛人は囲うんだけど!)、突っ走るしかない!

毎週、まるでドラマを観るように! ラピュタ阿佐ヶ谷に向かう2024年1月の俺であった。