きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『ダンプ・ヒップ・バンプ くたばれ野郎ども』(1969・大映)

武闘派ダンプ、知性派ヒップ、お色気担当バンプはひょんなことで知り合い意気投合。すけべジジイをリンチして警察に全学連の過激派と勘違いされ連行される。ダンプが署内の押収品の各セクトの魂・ヘルメットを叩き割り全学連ではないと身の証を立てるが、署内で知り合ったウーマンリブのおばさんにそのゲバルトの腕を見込まれ、近所にできた風俗店を粉砕して欲しいと頼まれる。女性上位時代実現のため、3人組は風俗店に潜入する。

(Prime Videoより引用)

 

監督:帯盛迪彦

出演:南美川洋子/津山由起子/渥美マリ

 

ラピュタ阿佐ヶ谷のモーニングショーは、『大映おしゃれ手帖映画祭』である。本のほうも大映映画の女性ファッションをイラストで紹介していてかわいい。

モーニングは10時半スタートなんですが、なかなかその時間に阿佐ヶ谷に辿り着くのがキツくてねえ。主に二度寝のせいなんですけど。今回ばちっと起き上がれたので、ダッシュして行ってきました。

冒頭のあらすじにあるように、教育上よろしくない「娯楽の殿堂」を内部潜入してぶっ潰すことになった女性たち。しかしなんだかやることなすこと裏目に。逆に儲けさせてしまう始末。

この流れが「漫画かーい!」と思うくらいにテンポよく、「ヤクザの客をぶち込んで」「ギャンブルで大失敗させるつもりが」「幽霊が出るとおもわせる」などなど頭脳担当ヒップが企てるんだが、ほんとうに頭がいいのか(笑)と。

ラストのヤクザとの大喧嘩、そして仲間が増えてジープで爆走! と派手な映像で楽しい。

完全にコミック調に振り切った、あんまり深く考えないで観ていられる作品です。