化粧品会社のキャンペーンガール・ユウ（牧瀬里穂）は、スポンサーの好色な専務・白雪（笑福亭鶴瓶）に迫られ、逃げ出す途中で交通事故死。しかし天国への途中で、気のいい死神・コオロギ（鶴瓶の二役）をだまして下界にユウ・ターン。しかも、事故の知らせを聞いてパニックしている広告代理店の社員・雨宮（中井貴一）のマンションへ。どこにも帰れないユウと同居するハメになった雨宮はあたらしい自分として精一杯生きてゆこうとするユウに心うたれ、ユウの「復活」に賭けようと立ち上がる。あの世に連れ戻そうとするコオロギ。スキャンダルをもみ消そうとする白雪一味。いくつもの障害に立ち向かいながら、ふたりの絆はますます強くなってゆくが…。
(Filmarksより引用）
監督：相米慎二
売り出しのモデル、やっぱり身体を要求される（笑）。うーむ、芸能界。
と、死んでしまってこのまんまじゃ死んでも死に切れない、と鶴瓶によって、もとに戻るわけだけど、そこに中井貴一がからんできて。ところでバブルって感じの部屋である。毬谷の部屋もだけど。
夜の隅田川（？）のシーンとか、忘れられないくらいに綺麗な場面がたくさんある。
ああ、生きてるって素晴らしいし、この世って美しい。人は人というだけで価値がある、そんなふうに思える映画だ。
アイドル映画なのに、文学的ですらある。
