東京、四国、韓国、チベットを舞台に、人々の姿や風景、また作者自らの人間関係も素材として撮影。性のあり方を問いかけながら、フィクションとドキュメンタリーの境界を横断していく。大木のカメラが捉えた終わることのない「日常」の中で、様々な人間模様が「曼荼羅」のように現れてくる。
(イメージフォーラムホームページより引用)
監督:大木裕之
これはもう愛の物語だ。愛する人がいて、その人とのやりとり。その人は自分を愛してくれているのか? 自分は愛しているのか? 日常、人々、「人間ですか?」「ゲイですか?」問いかけた時の人々。クラブの便所で愛し合う人、酒を飲み笑っている人、道ゆく人々、通り過ぎていくだけ。
そして、やはり別れるべきなのか?
さまざまな場所で、他人にも自分にも問いかける。
それにしても、芸術家と並走する恋人ってのは大変だな、とちょっと思った。
あなたとここで、めちゃくちゃにセックスしたい、と山道で囁かれたら、あなたはどういう答えをしますか? この、ともみくんの返答と佇まいがすばらしい。
芸術家のミューズだ。