きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『さすらい』(1962・日活)

佐竹正二は三年前までサーカスの空中ブランコ乗りだったが、パートナー塚田の死に責任を感じてサーカスから足を洗い貨物船で働いていた。ある港で監視役となった黒木サーカスに塚田の恋人だった美也子がいた...。アキラがサーカス乗っ取りを企むボスに挑むアクション作。

(Prime Videoより引用)

 

監督:野口博志

出演:小林旭/松原智恵子/沢本忠雄

 

配信というのは、永遠ではないな、というか。ずーっとプライムビデオで観れると思っていたら、配信終了とか、見放題でなくレンタルとなってしまったりするのである。なので、観れるうちに観ておけ、というやつである。

ひとまず昨年までプライム特典でこちら、観ることができたのだが、どうなるのか。いや、小林旭は日本の財産だろう、いつでも観ることのできるように、お願い!

(いつのまにかレンタルだったり「ご利用いただけません」になっていたときのショックを綴ってみました)

 

でだ。

サーカスの空中ブランコ乗りのアキラはペアを組んでいた親友の事故死が原因で、やっぱりさすらいものとなっているのである(恒例)。

で、ふらりとやってきた場所のサーカス一座には、親友の恋人であった松原智恵子がいたりする。

サーカス一座は借金を抱えており、ヤクザの用心棒として連れてこられたアキラは、もちろん自分勝手にサーカス一座で寝泊まりすることに。

うーん、かっこいい(笑)。カッコワライいれたくなるほどに。

荒くれ者同士の対立に家事に、そしてヤクザに付け狙われる松原の真相と目白押し。

花形の空中ブランコをやるやつがいない! どうする、ときたらブランクを振り払いアキラが空中に舞い大喝采である。

なんでもできちゃうときたもんだ。

アクションシーンも軽技を駆使したものでその動きに見惚れる。

最後のヘリを使った空中ブランコ見世アンド爆弾騒ぎと、最後までハラハラ展開。

全身タイツになっても、小林旭はやはりかっこいい。かっこよすぎる。