邦画と銭湯

映画を観て風呂に入った記録、ほかにも寺社仏閣巡りとか諸々。

『国宝』(2025・東宝)

李相日監督が「悪人」「怒り」に続いて吉田修一の小説を映画化。任侠の家に生まれながら、歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げた男の激動の人生を描いた人間ドラマ。

任侠の一門に生まれた喜久雄は15歳の時に抗争で父を亡くし、天涯孤独となってしまう。喜久雄の天性の才能を見抜いた上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎は彼を引き取り、喜久雄は思いがけず歌舞伎の世界へ飛び込むことに。喜久雄は半二郎の跡取り息子・俊介と兄弟のように育てられ、親友として、ライバルとして互いに高めあい、芸に青春を捧げていく。そんなある日、事故で入院した半二郎が自身の代役に俊介ではなく喜久雄を指名したことから、2人の運命は大きく揺るがされる。

(映画.comより引用)

 

監督:李相日

出演:吉沢亮/横浜流星/渡辺謙/寺島しのぶ/高畑充希/田中泯

 

 

深夜の新宿バルト9で観てきた。というのも、映画館の予約サイト、どこもほぼ満席なのだ。うーん、三時間だし通路側のほうが安心(おしっこもししちゃったら)ということで悩んでおったら、深夜(というか終電なくなりかけ)がけっこう穴場だったので。でも行ってみたら、深夜なのにそこそこ入ってました。人気ですね。

でも杞憂だった。トイレなんて考えることのないほどに、画面が美しかったので。美しさにはいろいろあって、きれいとかこわいとか、どってこない、だったりさまざまなんだけど、とにかく「美しい」ことにかわりなかった。

いちおう昔日本舞踊もたしなんでいたので、主役お二人のすごさってのはよくわかった。何度も見たくなる、というのもよくわかる。筋はシンプルだけど、画面に、言葉に発見があるのだろう。

あと、みんな美しいものを欲しがっているんじゃないかな、結局、と思った。それはSNSで流れてくる絶景とかAIで作ったきれいなもの、でなくて、人間の、時代の美しさというか。