邦画と銭湯

映画を観て風呂に入った記録、ほかにも寺社仏閣巡りとか諸々。

『恋心の風景〜キャンプでLOVE〜』(2007・大蔵映画)

英明はノンケの大学生で彼女もいるが、時折高校時代に知り合った波多野を思い出し、欲情することに悩んでいた。ある日グループでキャンプに出かけた時、車の事故で宮古島という逞しい男性に助けられる。そのキャンプ場で英明は、グループの仲間と宮古島がエッチしているのを見つける。さらにその様子を盗撮する男も。しかもその男は、英明が思い焦がれていた波多野であった。波多野を見た英明は思わずオナニーしてしまう。英明は波多野に思いを伝えることができるのか?

FANZAより引用)

 

監督:吉行由美

出演:越智哲也/平川文人/まずだいっこう/野村貴浩/樹かず

 

わりかし能天気な、だからこそせつないところはしっかりせつない。みんなでキャンプ、兄貴と男の恋人、そして彼女と出かけた時に知り合った樹かずは、実は素人を食ってゲイビデオを撮影しようとしていた。

主人公は彼女はいるんだけどあるとき出会った絵描きの男性のことが気になっていて、そしてキャンプ場で再会するんだけどじつは樹かずと共謀してビデオ撮影しようとしていたのだ(まあ嫌々だけど)。しかして人物たちさまざまなエッチが……。吉行監督の『夏男たちのラブビーチ』でも主人公の自慰があったけど今作も。なんというか、コミカルだけど切実で、かわいらいい。

好きな人が自分を好きって言ってくれるって、奇跡だね、だからこそ観ていてちょっと嬉しい。