邦画と銭湯

映画を観て風呂に入った記録、ほかにも寺社仏閣巡りとか諸々。

『仮面ライダーガッチャードGRADUATIONS』(2025・東映)

錬金術師と人工生命体ケミーを巡る戦いを描いた2023~2024年放送の特撮ヒーロー『仮面ライダーガッチャード』の最終回の後日譚にあたるスピンオフ。宿敵グリオンを倒し、人間とケミーが共生する世界を目指して一歩踏み出した若き錬金術師たち。卒業を迎え、それぞれの明日へ進む時が来る。監督は、『魔進戦隊キラメイジャー』のメイン監督を務め、『仮面ライダーガッチャード』にはローテーション監督の一人として参加した山口恭平。主人公・一ノ瀬宝太郎役の本島純政はじめおなじみのキャストが集結。また、TVシリーズ第6話で黒鋼スパナと超A級錬金術師の座を争った錬金術師・鉛崎ボルト役の天羽尚吾、第30話に登場した一ノ瀬宝太郎の幼馴染・九十九静奈役の松澤可苑、第30話に登場したお笑い研究会のコンビ『タカハシズ』を演じた鈴木浩文とタカハシシンノスケがゲスト出演する。東映ビデオ内のレーベル、Vシネクストの一作。同時上映は短編「ホッパー1のはるやすみ」。

キネマ旬報Webより引用)

 

監督:山口恭平

出演:本島純成/松本麗世/藤林泰也

 

これ、公開初日に観に行ったんですが、ブログの更新の都合上、この時期に。

仮面ライダーガッチャードは、ほんとうにいい作品だった。闇堕ちせず(夏の映画で別の時間軸でなってたけど)、そしてあくまで前を向いていて。最終回、気になるところは、宝太郎とりんねは結局どうなの? というラブコメ的期待だったりするわけですが(一部の人々)、それにもちょうどいいアンサーをもらいましたね。いいじゃん、こんな感じで。

話の内容的には繰り返されて先へと進まない状況(昭和世代はビューティフルドリーマー、平成はエンドレスエイト?)、と本当の気持ちを知るスパナ! ラストは『卒業』オマージュで、物語のなかで、感謝と別れを描いた、りっぱな後日譚であった。

にしても彼ら、テレビ最終回で悪を倒して新たな地球を作ってたんだけど、偉大すぎるだろ。

同時上映の「ホッパーワン」でなんで扉が開かなくなったか、も前振りとして機能。

卒業おめでとう。