邦画と銭湯

映画を観て風呂に入った記録、ほかにも寺社仏閣巡りとか諸々。

『フェティスト 熱い吐息』(1998・ENKプロモーション)

「狂った舞踏会」「狩人たちの触覚」など、常に衝撃作を出し続けてきた佐藤監督の真骨頂とも言える傑作!新宿の街を舞台に、フェチスト、SM性癖、不潔恐怖症、盗聴癖など、一癖もふた癖もある男達の群像が血しぶきを呼び起こす!冴えわたる佐藤ワールドが炸裂する!!

FANZAより引用)

 

監督:佐藤寿保

出演:根本善久/荒木裕一/正岡邦夫/田中要次

 

 

引きこもっている通り魔殺人犯の男の子、絵が描けない男の子(しかもパトロン田中要次!)のボーイミーツボーイ、と書いたらなんか綺麗な話に見えるかもしれないが?

二人は愛し合うのだけれど、田中が通り魔少年をレイプ。少年は帰宅し、彼が思い悩んでいた姉夫婦のセックスの声が聞こえた時、発狂し(というか意識失い)めったざしにして殺害してしまう。

二人は再会し、再び愛し合い、逃亡を図るのだが……。

音を盗み聞きしてきた狂った男に刺されてしまう。

二人の血が混じる。

 

ところでこの芸術性。そして底なしの暗さ。エロい気分で観にきた客はどういうテンションだったのだろうか(笑)。

いや、みんな映画なんて見ていないのか。