きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『(秘)大奥外伝 淫薬おんな狂乱』(1973・日活)

大奥の名器に興奮し気が触れた徳川十三代将軍・家定。御年寄の山吹は祈祷師・好栄に薬の調合を依頼する。だが好栄は家を断絶させられた恨みを晴らすべく、女を抱きたくなる媚薬を与える。それは効能を強めていくと、やがて狂い死にする恐ろしい秘薬だった。

(U-NEXTホームページより引用)

 

監督:近藤幸彦

出演:続圭子/絵沢萠子/山科ゆり/林家九蔵

 

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なにはともあれ大奥である。大奥っておもろいよね、なのでドラマとか漫画でもそのシチュエーションがあったらみちゃう。

もちろんその大奥のシステムは、ポルノでも非常に使いやすいといいますか。

さて、おつむが弱い殿様だが、興奮しすぎると狂乱。このままじゃ世継ぎがということで、怪しげな祈祷師を訊ねると、性の妙薬を授けられる。じつはこの祈祷師、徳川を憎み、仇を討とうとしておったわけです。薬によって殿様の性欲は限界突破、そして薬をもらいに行くたびに、祈祷師とエッチしてしまう、と。実は祈祷師は女だったんですけどね。最終的にそのエロ薬、殺しの香りを渡されるんですが、ライバルの連中がそれを奪い、代わりに気が触れる匂いを、ってんで、まんまと殿様は。

しかし性の妙薬と思って使ったほうは。

殿様を殺すことは叶わなかったが、復讐は果たせた、と女祈祷師と男は、愛し合うのでございました。

なんかすごい。

あらすじ書いておいてなんだけど、すごい。物語展開が絶妙で、よい短編小説みたい。

さて、エロ薬を奪い