きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねぇ』(1962・大映)

立身出世を夢見て、晴れて新入社員となった石橋信一と夢田春男の2人の青年。ところが入社早々、社長とその令嬢の渡米が決まり、有能な独身社員がお供に選ばれることになったからサア大変。 涙ぐましい社内競争が始まった。

(Prime Videoより引用)

 

監督:弓削太郎

出演:川口浩/川崎敬三/藤原礼子/植木等

 

冒頭の植木等のナレーションからして(一見大真面目だけれど)、もうおもしろですよと言われているみたいでワクワク。

そしてサラリーマンとなり出世を目指す男たちのサバイバル!? というには自滅とか退職して別の道へ、ってパターンが多いのですが、とにかく競争が始まるのであった。

にしても「気楽な稼業ときたもんだ」と思わなくてはやってけないサラリーマンライフ、そして「わかっちゃいるけどやめられない」から見逃してほしいさまざまな誘惑。

せこい、というかがめつい川口浩は、社内で人気の女性に頼まれる。娘に父親のふりをしてほしい、と。そう、彼女の亡き夫に、川口が瓜二つなのだ!

川崎敬三の恋バナもあり、若い男たちの出世と恋と未来はどうなる? と気になるところだが、そこはやっぱり、幸せな結末が待っている。

仕事にかんしては、まあ、これからに期待ってところ(笑)。