きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『花嫁さんは世界一』(1959・東京映画)

カリフォルニアから二世の青年が花嫁探しにやってきた! 大阪・広島・名古屋と三人の候補者とお見合いをするのだが、さて運命の相手はみつかるのか──。主演フランキー堺雪村いづみ新藤兼人監督には珍しい軽めのコメディ。

ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用)

 

監督:新藤兼人
出演:フランキー堺/雪村いづみ/乙羽信子/水野久美/藤山寛美/曽我廼家明蝶/東野英治郎/小沢栄太郎/千田是也

お嫁さん探しにやってきたフランキーをアシストするのは旅行会社の雪村いづみ。三人の女性とお見合いするのだが、

大阪では故郷が田舎だと振られ、広島では金持ちと誤解され、ないとわかると断られ、名古屋にいたっては女性の集まりでさらしものにされる始末。

東京に戻り、お互いの優しさに好意を持つフランキーと雪村、しかしフランキーが帰国する日が迫る。

帰国当日、雪村は空港に駆けつける。雪村を見つけた途端、ドアが閉まろうとする飛行機から飛び降りるフランキー。

もちろん望み通りのハッピーエンドである。

日本各地でお見合いするということで、ちょっとした観光ムードもある。映画ってこんな感じでなかなか行けない場所を「眺める」ことができる。映画とは観光なのかも。