きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『人妻セックス地獄』(1974・東映京都)

売春地獄に陥れられ、人生を破壊されたセレブ妻の戦慄と復讐──。石井輝男監督とのコンビで知られる掛札昌裕が一色爆というペンネームで脚本を担当した異常性愛サスペンス劇場。主演は東映ポルノ路線で活躍した女屋実和子。

ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用)

監督:本田達男
出演:女屋実和子/江角英明/織部ゆう子/葵三津子/川谷拓三/奈辺悟/大木晤郎/疋田泰盛

 

にしても川谷拓三はすごい。登場しただけで場内にひと笑いが起こる(笑)。

そして、この作品、タイトルで誤魔化されそうになるけれど、エロ、というより、おもしろ!

……冒頭いきなりの強姦。そして写真におさめられていた! 一体誰が!? 脅迫され、こいといわれた場所を訪ねてみると、そこで人妻を買おうとしていた客が。

お手伝いが怪しい。でかけるのをつけてみると、ホテルの一室でお手伝いは殺されていた!

売春をする羽目になった相手が、夫の取引先だと判明し、女は離婚させられてしまう。

いったい誰がこんな目に!

ラストの復讐シーンの執拗に夫とその恋人(誰か、はいちおう伏せておく)を轢きまくるのに、なぜか笑いがこみあげてくる。

いや、そのくらいの恨みつらみはあるだろうけど!