きたはら邦画

午前0時の旧作日本映画案内

『續 チャッカリ夫人とウッカリ夫人 底抜けアベック三段とび』(1952・新東宝)

夫が同じ会社勤めのチャッカリ夫妻(田崎と轟)とウッカリ夫妻(田中と折原)。そんな両家に迷惑な居候が押しかけるが…。居候の森繁は町内会の相撲大会、暁テル子は唄で大活躍。2人の就職もうまくいった矢先、伴淳のデタラメお化け話が町内を騒がせる。金語楼エンタツ坊屋三郎と喜劇人が勢ぞろいしたミュージカル・コメディ。

シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用)

 

監督:渡邊邦男

出演:轟夕起子曉テル子、折原啓子、田崎潤田中春男江川宇礼雄森繁久彌横山エンタツ柳家金語楼清水金一坊屋三郎山茶花究伴淳三郎、髙島忠夫、山中美佐、久保菜穗子

日曜は早起きの「チャッカリ」夫人。話し込んでいるうちに魚をこがす「ウッカリ」夫人。そんな楽しい日曜日、風雲急を告げる!

チャッカリさんのところには友達のガッカリさん(歌手)が、ウッカリさんのところには旦那の後輩ガンテツ(元相撲部)が居候にやってきた。

そんななか町内の納涼大会でガッカリさんは歌を披露、ガンテツは相撲大会で大活躍。しかし相撲大会が終わり控え室に行くとみんなの衣服が盗まれて!

按摩の適当な嘘から始まったお化け騒動、床屋とコロッケ屋の喧嘩とロミジュリばりの子供達の恋、そして鎌倉の海の家での騒動と、テンポよく物語は展開。

なんやかや、夫婦円満、恋って素敵だね、そんな豊かな作品。

出演者全員うまいというか曲者揃いで会話の流れがとにかくいい。