里見家の御主人・英輔は生命保険会社の部長、奥方の華子は日本舞踊の師匠だ。二人は姪の靖子と三人暮らし。家の主導権はヒステリー気味の華子が握っているらしく、いつ雷が落ちるかと英輔と靖子はビクビクしている。創作舞踊の発表会当日、里見家に女中・まり子がやってきた。（Prime Videoより引用）
監督：堀池清
沢本忠雄の風貌がいい。ちょっとばかり鈍臭そうなところがいい（実際アクションは苦手だったとか）。
お手伝いさんもの、である。たしか吉永小百合もやってたような。主人公は金持ちの家の問題を解決する、というやつね。家政婦っていったら市原悦子は覗き見し、松嶋菜々子は無表情でしたが、こちらの笹森礼子は溌剌としている。
知り合った沢本と、お互いの素性を明かさずデートをしてみたり（もちろん沢本はめろめろになり、ご想像通りの展開に）、奥様の怪しい関係に、旦那様のご趣味、ひいては姪っ子の結婚まで解決してしまうのであった。
最後、恥ずかしがって走っていく笹森を追いかけていく沢本。二人が点になっていき、「終」。
短い話だが、テンポよく進む。根っからの悪党もいない。いうなれば、安全な作品。
ちょっと気分を変えたいときに観るのがおすすめかもしれない。
