邦画と銭湯

映画を観て風呂に入るブログ

『ポルノ時代劇 忘八武士道』(1973・東映)

生きるも地獄、死するも地獄。人斬り・明日死能は孝、悌、忠、信、礼、義、廉、恥を全て忘れた無法集団・忘八者の仲間になるが…。腕、足、首は宙を舞い、忘八女は全裸で消火活動だ!哲郎&輝男が放つ前代未聞のモンド時代劇。遠藤辰雄の濃すぎるメイクにも注目!

シネマヴェーラ渋谷ホームページより引用)

 

監督:石井輝男

出演:丹波哲郎/ひし美ゆり子/伊吹吾郎/遠藤辰雄/内田良平/久野四郎/深江章喜

シネマヴェーラ渋谷の11月は石井輝男特集でした。

にしてもこれ、最高でしたね。シネマヴェーラの紹介を読んで、そんなに!? と思っていたんですけど、ガチだった。

ばんばん斬られて部位は飛ぶし。そもそもそばを食おうとしたら急襲され、油を撒かれ火を放たれるんだけど、その消化活動が女たちがゴロゴロ! すご! 

ヒル丹波は生きるも死ぬも地獄と忘八の一味に加わるも、親玉の悲願が成就したとき用無しに。アヘン吸わせてボロボロにされるし親玉もアヘン中毒にするも部下の伊吹が、ってもう前半「なにやってんの笑」からラストは「なにやってんの!」に。

色欲とはおっそろしいもんですよ。そしてそれを利用する連中も。