邦画と銭湯

映画を観て風呂に入るブログ

『お嬢さん乾杯!』(1949・松竹)

修理工と令嬢の恋物語―――映画界の革命児といわれた木下恵介が、大作「破戒」に続いて取り組んだ、明るくてそれでいてちょっと切ない恋愛映画。佐野周二原節子という豪華な顔ぶれで、身分を超えた愛が互いの理解と尊重の上に成り立つさまを爽やかに綴っている。本当のお嬢様とは何か?真実の愛とは何か?を、教えてくれる逸品。

(Prime Videoより引用)

 

監督:木下恵介

出演:佐野周二/原節子/佐田啓二

 

おとこっぷりもよいし、商才(車の修理屋)もある、佐野周二に見合いが。結婚する気なんてない! もう32だろ! 34です! そんなこんなで会ってみたら……原節子さん!

即好きになっちゃうわけだが。

さて、原節子のうちは名家……だったんだけど実は現在落ちぶれている。なんとなーく成り上がりの佐野と、原の一家は相性悪し。というか祖父母がどうもしみったれておる。それぞれの性格の違い(生まれの、かも)を乗り越え、なんとか結婚を、というところで、佐野は諦めることに。

さて、ぐずぐずしまくり(家の貧しさ、家族のこと、昔愛した人のこと)の原は!?

もちろん追いかけます。

そして「終」。

 

ところで佐野の弟、踊り子と結婚したい佐田啓二もかっこよ! な目に優しいコメディです。原の一家に初めて挨拶にいったとき、甥っ子がいちいち紹介してるとことか、やたら転ぶところとか、ちょいちょい挟まれる笑いにニヤニヤする。