年増のTVタレントと、ヒモ同然の年下舞台装置家。このカップルの危機に、ちょっとややこしいコーヒー通たちも絡んで微苦笑喜劇が繰り広げられる。原作は獅子文六のユーモア小説。“なんじゃもんじゃ”という珍しい題名は作者自身が提案したもの。
(ラピュタ阿佐ヶ谷ホームページより引用)
監督:井上和男
出演:森光子/川津祐介/加賀まりこ/長門裕之/加東大介/津川雅彦/三井弘次
今回のラピュタ阿佐ヶ谷で、絶対観たいと思っていたのがこれ。獅子文六原作。ちくま文庫で復刊され、ヒットとなった『コーヒーと恋愛』である。
新劇に未練たらたら、舞台美術家の若者(川津)をつばめにしている森光子。家庭的なお母さん女優としてテレビで大人気である。
そして、コーヒーを淹れる天才。
さて、ツバメの川津は若い女優の加賀まりこ(野心あり、嘘つきで、かわいい!)と出ていってしまうし、まさかの加賀まりこと共演、食われてしまい主演だったのに出番が減っていく!
可否道ことコーヒー愛でるサークル(といったら怒られそうだが)では、インスタントコーヒーのCMにでたことで加東大介が激怒!
ラスト、愛しているといってくれない男たちに淹れたとうそをつきコーヒーを振る舞うと……こいつらきづかねーんでやんの!
森光子は、一人、欧米へと旅立っていくのであった。なんといい顔。
マネージャー長門、うさんくさいカメラマンの津川なども見所。